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症状から薬を知る

夜驚症とは?原因・治療・漢方薬
夜泣きや悪夢との違いも解説

夜驚症の原因・治療・夜泣きとの違い・漢方薬を薬剤師が解説

眠っていた子どもが突然大声で泣き叫ぶ、怖がっているように暴れる、 呼びかけても反応せず、翌朝には何も覚えていない――。 このような症状がみられる場合、夜驚症(やきょうしょう)の可能性があります。

夜驚症は、睡眠中に突然叫んだり、強い恐怖を感じているような行動を示したりする 睡眠時随伴症(すいみんじずいはんしょう)の一つです。 小児期にみられることが多く、成長とともに自然に落ち着く場合も少なくありません。

一般的な夜泣きや悪夢とは仕組みが異なり、 無理に起こそうとするとかえって混乱することがあります。 基本的な対応は、お子さんの安全を確保し、睡眠環境や生活リズムを整えることです。

このページでは、夜驚症の原因・症状・診断・治療方法、 夜泣きや悪夢との違いに加えて、甘麦大棗湯や抑肝散などの漢方薬が どのような位置づけにあるのか、市販薬・通販・処方箋なしでの購入方法も含めて解説します。

このページで分かること

  • 夜驚症とはどのような睡眠の問題なのか
  • 夜驚症が起こる原因やきっかけ
  • 夜泣き・悪夢・てんかんとの違い
  • 発作中に家庭でできる対処法
  • 病院ではどのように診断・治療するのか
  • 夜驚症に薬が必要になるケース
  • 甘麦大棗湯・抑肝散などの漢方薬の位置づけ
  • 市販薬・通販・処方箋なしでの購入方法
  • 小児科や睡眠専門医への受診目安

夜驚症とは?

夜驚症(やきょうしょう)は、眠っている途中に突然大声で叫んだり、 泣き出したり、強い恐怖を感じているような行動を示したりする状態です。

睡眠時驚愕症(すいみんじきょうがくしょう)とも呼ばれ、 睡眠時遊行症(夢遊病)などと同じく、 ノンレム睡眠からの不完全な覚醒に伴う睡眠時随伴症に分類されます。

夜驚症でよくみられる症状

  • 眠っていた子どもが突然大声で叫ぶ、泣き出す
  • 急に起き上がり、強く怖がっているように見える
  • 目が開いていても、呼びかけに反応しにくい
  • 抱きしめたり、なだめたりしても落ち着かない
  • 汗をかく、呼吸や心拍が速くなる
  • 手足を激しく動かしたり、逃げようとしたりする
  • しばらくすると落ち着き、再び眠る
  • 翌朝、本人はその出来事を覚えていないことが多い

保護者からは非常に苦しそうに見えることがありますが、 お子さん自身は完全に目覚めておらず、 翌朝には発作中の出来事を思い出せないことが多いのが特徴です。

夜驚症の重要な特徴

「激しく泣き叫んでいるのに、本人は十分に目覚めていない」 という点が、一般的な夜泣きや悪夢との大きな違いです。

ただし、泣き方や目の開き方だけでは診断できません。 発生する時間帯、発作の長さ、身体の動き、翌朝の記憶などを総合して判断します。

夜驚症は何歳から?いつまで続く?

夜驚症は幼児期から学童期に多くみられます。 特に就学前後の子どもで相談されることがありますが、 発症年齢には個人差があります。

多くは成長に伴って自然に軽快し、思春期までにみられなくなることが少なくありません。 一方で、症状が長く続く場合や、まれに成人期にもみられる場合があります。

夜驚症が起こりやすい時間帯

夜驚症は、深いノンレム睡眠から不完全に目覚めるときに起こります。 そのため、一般的には眠りについてから比較的早い時間帯、 夜の前半に起こりやすいとされています。

発作は数分程度で落ち着くことが多いものの、 さらに長く続く場合もあります。 毎回同じ時間帯に起こるお子さんもいれば、頻度が一定しないお子さんもいます。

乳児の夜泣きをすべて夜驚症と考える必要はありません。
赤ちゃんが夜間に何度も目を覚まして泣くことは、 睡眠リズムの発達過程でもみられます。 年齢や睡眠中の反応によって考えられる状態は異なります。

夜驚症はなぜ起こる?主な原因・誘因

夜驚症は、深いノンレム睡眠から覚醒する過程が不完全になることによって起こると考えられています。 ただし、一人ひとりについて明確な原因を特定できるとは限りません。

次のような要因が、発作を起こしやすくすることがあります。

睡眠不足

睡眠時間が不足したり、疲労がたまったりすると、 夜驚症が起こりやすくなることがあります。

不規則な睡眠

就寝時間の大きな変動や、生活リズムの乱れが 睡眠に影響する場合があります。

発熱・体調不良

発熱や病気などをきっかけとして、 夜驚症のような症状が現れることがあります。

ストレス・興奮

環境の変化や強い刺激、心理的な緊張などが 誘因となる場合があります。

睡眠呼吸障害

睡眠時無呼吸などに伴う睡眠の分断が、 発作に関係することがあります。

家族歴

家族に夜驚症や睡眠時遊行症などの経験がある場合、 同様の症状がみられることがあります。

夜驚症が起きたからといって、 必ずしも強い心理的ストレスや家庭環境の問題があるとは限りません。 お子さんの生活全体を確認し、負担なく改善できる点を考えることが大切です。

夜驚症・夜泣き・悪夢の違い

夜間に泣いたり叫んだりする症状は似ていますが、 夜驚症、一般的な夜泣き、悪夢では仕組みや対応が異なります。

比較項目 夜驚症 夜泣き 悪夢
起こりやすい年齢 幼児期〜学童期 乳児期を中心にみられる 幼児期以降にも多い
睡眠との関係 深いノンレム睡眠からの不完全な覚醒 原因はさまざま 主にレム睡眠中の夢に関連
起こる時間帯 夜の前半に多い さまざま 夜の後半に多い
呼びかけへの反応 反応しにくい 反応することがある 目覚めて反応できることが多い
翌朝の記憶 覚えていないことが多い 年齢によって異なる 怖い夢を覚えていることがある
基本的な対応 安全確保・見守り 原因確認・安心させる 目覚めた後に安心させる
夜驚症

深い睡眠中に突然叫び、呼びかけに反応しにくく、翌朝は覚えていないことが多い状態です。

夜泣き

乳児期などに夜中に目を覚まして泣く状態で、睡眠の発達や身体の不快感など、原因はさまざまです。

悪夢

怖い夢を見て目覚める状態です。本人が夢の内容を覚えていることがあります。

※上記は代表的な特徴であり、すべてのケースに当てはまるわけではありません。 ご家庭での自己診断を目的としたものではありません。

夜驚症とてんかんの違いにも注意

夜中に突然叫ぶ、身体を激しく動かすといった症状は、 夜驚症以外の睡眠障害や、睡眠中に起こるてんかん発作でもみられることがあります。

特に、毎回ほぼ同じ動きを繰り返す、短い発作が一晩に何度も起こる、 身体が不自然に硬直するなどの場合は、 夜驚症と決めつけず、小児科などで確認することが重要です。

病院ではどのように診断する?

典型的な夜驚症では、発作の起こり方や睡眠状況など、 家族からの詳しい聞き取りによって判断されることが多く、 すべてのお子さんに検査が必要なわけではありません。

一方、てんかんなどが疑われる場合には、 脳波検査や睡眠中の脳波・呼吸・身体の動きを調べる検査などが検討されます。

受診時には動画や記録が役立ちます

発作が起こった時刻、続いた時間、身体の動き、 呼びかけへの反応、翌朝の様子などを記録しておくと診察の参考になります。 安全に撮影できる場合は、発作の動画も役立ちます。

夜驚症が起こったときの対処法

夜驚症の発作中は、お子さんを無理に目覚めさせようとするよりも、 安全を確保して見守ることが基本です。

1
まず周囲の安全を確保する

家具の角、硬い物、転倒しやすい物などからお子さんを守ります。 ベッドから落ちたり、階段へ向かったりしないよう注意します。

2
無理に起こそうとしない

強く揺さぶったり、大声で呼びかけたりすると、 かえって混乱や興奮が強くなる場合があります。

3
必要以上に身体を押さえつけない

危険な動きを防ぎながら、静かに見守ります。 けがの危険がある場合は安全な場所へ誘導します。

4
落ち着いたら再び眠れるようにする

お子さんが落ち着いて眠りに戻る場合は、 無理に発作の内容を聞き出す必要はありません。

5
発作の時間や様子を記録する

毎回の発生時刻や頻度、睡眠時間などを確認し、 必要に応じて医療機関に相談します。

無理に起こさないことと、放置することは違います

夜驚症では見守ることが基本ですが、 けがをしそうな場合や、呼吸・意識などに異常がある場合には、 状況に応じた適切な対応が必要です。

夜驚症の治療では何をする?

夜驚症は、多くの場合、薬による治療を行わずに対応します。 特に小児期では、安全確保や睡眠習慣の改善、経過観察が基本です。

1
十分な睡眠時間を確保する

年齢に応じた睡眠時間を確保し、 睡眠不足や過度の疲労を避けることが大切です。

2
就寝時間と起床時間を整える

生活リズムをできるだけ一定に保ち、 就寝前は静かで落ち着いた環境を整えます。

3
症状を悪化させる要因を確認する

発熱、睡眠不足、睡眠呼吸障害など、 発作と関連する要因があれば対応します。

4
必要に応じて予定覚醒法を検討する

毎回ほぼ同じ時刻に発作が起こる場合、 発作が起こる少し前に穏やかに目覚めさせる 「予定覚醒法」が専門家の指導のもとで検討されることがあります。

5
重症例では専門的な治療を検討する

けがの危険がある、頻繁に繰り返すなどの場合には、 小児科や睡眠専門医が必要な検査・治療を判断します。

予定覚醒法とは?

予定覚醒法は、毎回ほぼ同じ時間帯に夜驚症が起こる場合に、 その少し前に穏やかに起こし、再び眠ってもらう方法です。

例えば、毎晩眠ってから一定時間後に症状がみられる場合などに検討されます。 ただし、発作の時間が不規則な場合には適さないことがあり、 すべてのお子さんに必要な方法ではありません。

※予定覚醒法は夜驚症の発作中に無理やり起こす方法ではありません。 実施する際は医療機関で相談してください。

夜驚症に使われる西洋薬はある?

夜驚症では、睡眠習慣の改善や安全確保が治療の中心であり、 薬を使用しないことが一般的です。

しかし、重症でけがの危険がある場合や、 生活に大きな支障を及ぼす場合には、 専門医が薬物療法を検討することがあります。

ベンゾジアゼピン系薬など

重症の睡眠時随伴症に対して、専門医が ベンゾジアゼピン系薬などを使用する場合があります。

ただし、夜驚症に対する薬物療法は小児での使用が慎重に判断されるもので、 一般的な夜驚症の標準的な第一選択治療ではありません。 また、夜驚症そのものが日本で承認された効能・効果に含まれているとは限りません。

メラトニン製剤は夜驚症の薬?

日本には、メラトニンを成分とする医療用医薬品「メラトベル」があります。

ただし、メラトベルは小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善 に承認された処方箋医薬品であり、 夜驚症そのものを効能・効果とする薬ではありません。

お子さんの夜驚症に対して、大人用の睡眠改善薬や睡眠薬を 自己判断で使用することは避けてください。 医療機関で使用される薬と、市販の睡眠改善薬は同じように扱うことはできません。

夜驚症に漢方薬は使われる?

夜驚症に対する漢方薬については、 小児夜泣きや神経過敏などに用いられてきた処方を中心に、 臨床研究や使用経験の報告があります。

ただし、ここでは「夜驚症そのものを対象とした研究」と 「夜泣き・神経過敏などに対する承認効能」を区別する必要があります。

夜驚症と小児夜泣きは同じではありません

例えば、甘麦大棗湯・抑肝散・抑肝散加陳皮半夏などは、 夜泣きや神経過敏に使用される漢方薬ですが、 それだけを理由に夜驚症そのものへの効果が確立しているとはいえません。

夜驚症が疑われる場合には、まず睡眠中の症状や年齢、 他の睡眠障害・てんかんなどの可能性を確認することが大切です。

漢方薬の位置づけは大きく3つ

臨床研究・症例報告がある処方

夜驚症を含む睡眠時随伴症などを対象とした研究・使用経験のある漢方薬。

小児夜泣きに使用される処方

小児夜泣き・神経過敏などが効能・効果に含まれる漢方薬。

随伴症状から検討する処方

イライラ、興奮、不眠、胃腸の弱さなど、症状や体質に応じて考える漢方薬。

睡眠時随伴症を対象とした研究報告あり

甘麦大棗湯

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

甘麦大棗湯は、甘草(かんぞう)、小麦(しょうばく)、 大棗(たいそう)の3種類の生薬から構成される漢方薬です。

神経が過敏で、驚きやすい、興奮しやすい、 泣きじゃくるなどの状態に用いられます。 医療用の甘麦大棗湯には「夜泣き、ひきつけ」が承認された効能・効果として含まれています。

夜驚症に関連する研究報告

2021年に医学誌「Journal of Child Neurology」で、 小児の夜泣きやノンレム睡眠に関連する睡眠時随伴症に対する 甘麦大棗湯の使用経験が報告されています。

この研究では、血液疾患や腫瘍性疾患で長期入院していた137人の小児患者のうち、 夜泣きやノンレム睡眠関連の睡眠時随伴症を発症した6人に 甘麦大棗湯が使用され、症状の減少が報告されました。

研究結果の受け止め方

この報告は、特殊な患者集団における少人数の観察研究です。 一般の子どもの夜驚症に対して効果が確立していることを示すものではなく、 標準治療として推奨されているわけでもありません。

夜驚症に関連する漢方の研究として知っておく価値はありますが、 実際の使用は年齢や症状、診断状況などを考慮して判断します。

夜驚症への使用経験の報告あり

抑肝散

抑肝散(よくかんさん)

抑肝散は、神経が高ぶり、イライラする、怒りっぽい、 興奮しやすいなどの状態に用いられる漢方薬です。 小児夜泣き、小児疳症、神経症、不眠症などを効能・効果に持つ製剤があります。

漢方では、神経の緊張が続いて気持ちが落ち着きにくい状態を考えます。 子どもの夜泣きや神経過敏に古くから使用されてきた処方の一つです。

夜驚症との関係

国内の医学文献には、夜驚症・チック症・頻尿に対する 抑肝散の使用経験を扱った報告があります。

ただし、こうした使用経験は、夜驚症に対する有効性を 大規模な臨床試験で確認したものとは異なります。

抑肝散を考える際のポイント

夜間の発作だけでなく、日中のイライラ、 神経の高ぶり、興奮しやすさなども確認します。 夜驚症であるという理由だけで抑肝散を選択するものではありません。

関連する症状・体質から検討される漢方薬

夜驚症に対する直接的な有効性が確認されていない処方でも、 夜泣き、神経過敏、不眠、胃腸の弱さなど、 お子さんに現れている症状や体質に応じて検討される漢方薬があります。

以下は、主に夜驚症に伴ってみられることがある症状への漢方的な選択肢であり、 夜驚症そのものへの効果を保証するものではありません。

抑肝散加陳皮半夏

よくかんさんかちんぴはんげ

神経が高ぶり、イライラしやすく、 胃腸がやや弱い場合などに用いられる漢方薬です。 小児夜泣き、小児疳症などに承認効能があります。

桂枝加竜骨牡蛎湯

けいしかりゅうこつぼれいとう

疲れやすく、神経過敏で興奮しやすい状態などに用いられます。 小児夜泣き、不眠症、神経質などが効能に含まれる製剤があります。

柴胡加竜骨牡蛎湯

さいこかりゅうこつぼれいとう

精神不安や興奮があり、動悸、不眠、便秘などを伴う状態で検討されます。 小児夜泣きに用いられる製剤もあります。

小建中湯

しょうけんちゅうとう

胃腸が弱く、疲れやすい、腹痛や冷えなどを伴う場合に用いられます。 夜泣きや神経質が効能に含まれる製剤があります。

処方ごとに選択の目安は異なります。
「夜中に叫ぶから抑肝散」「夜驚症だから甘麦大棗湯」 という一対一の選び方ではなく、 まず夜間の症状の原因を確認し、 そのうえで関連する症状や体質を総合して考えます。

夜驚症に関連する漢方薬の早見表

漢方薬 処方を考える症状 夜驚症との関係
甘麦大棗湯 驚きやすい、神経過敏、泣きじゃくる 睡眠時随伴症を対象とした小規模研究あり
抑肝散 神経の高ぶり、イライラ、興奮 夜驚症への使用経験に関する文献あり
抑肝散加陳皮半夏 神経過敏に胃腸の弱さを伴う 関連する夜泣き・神経過敏から検討
桂枝加竜骨牡蛎湯 疲れやすい、神経過敏、興奮しやすい 関連する夜泣き・神経過敏から検討
柴胡加竜骨牡蛎湯 精神不安、不眠、動悸、便秘 関連する症状・体質から検討
小建中湯 胃腸が弱い、疲れやすい、腹痛 関連する夜泣き・体質から検討
甘麦大棗湯

驚きやすく、神経が過敏な状態などに。

小規模研究あり
抑肝散

神経の高ぶり、イライラ、興奮しやすさに。

使用経験の文献あり
抑肝散加陳皮半夏

神経過敏に胃腸の弱さを伴う場合に。

関連症状から検討
桂枝加竜骨牡蛎湯

疲れやすさや神経過敏がある場合に。

関連症状から検討
柴胡加竜骨牡蛎湯

精神不安、不眠、便秘などを伴う場合に。

関連症状から検討
小建中湯

胃腸が弱く、疲れやすさや腹痛などがある場合に。

関連症状から検討

カミツレ薬局で相談・購入できる関連漢方薬

カミツレ薬局では、夜泣きや神経過敏などに用いられる漢方薬を取り扱っています。

ただし、以下の商品は夜驚症そのものの治療効果を確認した医薬品として 紹介しているわけではありません。 小児夜泣きや神経過敏などの症状に応じた相談・購入のための情報です。

一般用医薬品・オンライン購入可能
抑肝散加陳皮半夏エキス細粒G コタロー

抑肝散加陳皮半夏エキス細粒G「コタロー」

よくかんさんかちんぴはんげ

第2類医薬品

神経の高ぶり、イライラ、胃腸の弱さなどを伴う方の 小児夜泣き、小児疳症、神経症、不眠症などに。

生後3か月未満は服用不可。1歳未満は医師の診療を優先。

商品情報・購入ページを見る
一般用医薬品・オンライン購入可能
サンワ桂枝加竜骨牡蛎湯エキス細粒

サンワ桂枝加竜骨牡蛎湯エキス細粒「分包」

けいしかりゅうこつぼれいとう

第2類医薬品

疲れやすく、神経過敏で興奮しやすい方の 神経質、不眠症、小児夜泣きなどに。

この製品は2歳未満の服用不可。

商品情報・購入ページを見る
一般用医薬品・オンライン購入可能
ショーケン分包 小児用 小建中湯

ショーケン分包「小児用」(小建中湯)

しょうけんちゅうとう

第2類医薬品

胃腸が弱く、疲れやすい、腹痛や冷えなどを伴うお子さんの 夜泣き、神経質などに。

生後3か月未満は服用不可。1歳未満は医師の診療を優先。

商品情報・購入ページを見る

医療用漢方薬は店舗で対面購入できる場合があります

カミツレ薬局では、処方箋医薬品以外の医療用医薬品について、 薬剤師による対面確認後、処方箋なしで購入できる場合があります。

医療用医薬品・店舗対面販売

ツムラ甘麦大棗湯エキス顆粒(医療用)

「夜泣き、ひきつけ」が承認された効能・効果に含まれる医療用漢方薬です。 小児の睡眠時随伴症に対する小規模研究もありますが、 夜驚症に対する有効性が確立した標準治療薬ではありません。

使用される方の年齢や症状、受診状況などを確認したうえで対応します。 必要に応じて小児科での診療を優先します。

医療用医薬品のため、通販・郵送販売は行っていません。

店舗での取扱情報を見る
医療用医薬品・店舗対面販売

ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)

神経の高ぶりを目標に用いられる漢方薬で、 神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症などの効能があります。

夜驚症への使用経験に関する文献はありますが、 夜驚症そのものへの効果が確立しているわけではありません。

購入には薬剤師による対面確認が必要です。 医療用医薬品の通販・郵送販売は行っていません。

店舗での取扱情報を見る

※医療用医薬品は店頭での相談・購入に限ります。 お子さんへの使用は診断や症状によって対応できない場合があります。 在庫状況についても事前にご確認ください。

夜驚症の薬は市販・通販・処方箋なしで購入できる?

夜驚症に関連して紹介されることがある漢方薬には、 一般用医薬品として通販で購入できる製品があります。

ただし、「小児夜泣き」の効能があることと、 「夜驚症」の治療薬として承認されていることは異なります。

一般用漢方薬・市販薬

抑肝散加陳皮半夏、桂枝加竜骨牡蛎湯などの一般用製剤は、 年齢や症状に応じた確認のうえ、通販で購入できるものがあります。

医療用漢方薬

処方箋医薬品以外の医療用漢方薬は、 カミツレ薬局店舗で薬剤師による対面確認後、 処方箋なしで購入できる場合があります。 通販・郵送販売はできません。

医療機関での治療薬

重症例や、別の睡眠障害・てんかんなどが疑われる場合は、 医療機関での診察や治療が必要です。 処方箋医薬品は医師等の処方に基づいて使用します。

夜驚症が疑われる場合、特に症状が頻回である、 発作が激しい、けがの危険がある場合は、 市販薬を探すより先に小児科などで相談してください。

夜驚症で病院を受診した方がよい状態

夜驚症は自然に軽快することも多いものの、 次のような場合には医療機関で確認することをおすすめします。

  • 発作が頻繁に起こり、睡眠や日常生活に大きな支障が出ている
  • ベッドから転落する、走り出すなど、けがの危険がある
  • 身体が硬直する、毎回同じ不自然な動きがみられる
  • 短い発作が一晩に何度も繰り返される
  • 強いいびきや睡眠中に呼吸が止まる様子がある
  • これまでなかった症状が突然現れた、または次第に悪化している
  • 思春期以降も続く、または成人になってから初めて症状が出た
  • 発作後も意識や反応が普段どおりに戻らない

まずは小児科で相談し、必要に応じて小児神経科や睡眠専門医などへ紹介されます。 呼吸困難、持続する意識障害、けいれんなどがある場合は、緊急の医療対応が必要です。

夜驚症についてよくある質問

夜驚症は病気ですか?

夜驚症は睡眠時随伴症の一つです。 小児期によくみられ、成長とともに軽快する場合が多くあります。 ただし、頻回に起こる場合やけがの危険がある場合には、診察や治療が必要になることがあります。

夜驚症は何歳くらいに多いですか?

幼児期から学童期に多くみられます。 多くは成長に伴って落ち着きますが、症状が長く続く場合もあります。

夜驚症のとき、子どもを起こした方がよいですか?

発作中に無理に起こそうとすることは、通常おすすめされません。 かえって混乱する場合があるため、周囲の安全を確保して見守ることが基本です。

夜驚症と夜泣きは同じですか?

同じではありません。 夜泣きにはさまざまな原因がありますが、 夜驚症は深いノンレム睡眠から不完全に覚醒することで生じます。 呼びかけに反応しにくく、翌朝に覚えていないことが多いのが特徴です。

夜驚症と怖い夢の違いは何ですか?

悪夢では目覚めて怖い夢を覚えていることがあります。 夜驚症では十分に目覚めておらず、発作の内容を覚えていないことが多いという違いがあります。

夜驚症はストレスが原因ですか?

ストレスや強い刺激が誘因となる場合はありますが、 必ずしもストレスが原因とは限りません。 睡眠不足、発熱、睡眠呼吸障害なども関連することがあります。

夜驚症に漢方薬は使われますか?

甘麦大棗湯や抑肝散などについて、 夜驚症に関連する睡眠時随伴症への研究や使用経験の報告があります。 ただし、効果が確立した標準治療というわけではありません。 使用を検討する場合は、症状や診断状況などを確認する必要があります。

抑肝散や甘麦大棗湯は夜驚症の正式な治療薬ですか?

これらの漢方薬には、小児夜泣きなどの承認効能があります。 ただし、夜驚症という診断名そのものへの有効性が確立したという意味ではありません。 漢方薬は症状や体質なども確認して選択します。

夜驚症の薬は市販薬として通販で買えますか?

小児夜泣きや神経過敏などの効能を持つ一般用漢方薬には、 通販で購入できる製品があります。 ただし、夜驚症そのものへの効果が確立した薬として購入をおすすめするものではありません。 医療用医薬品はカミツレ薬局では通販・郵送販売を行っていません。

夜驚症は何科を受診すればよいですか?

お子さんの場合は、まず小児科で相談できます。 必要に応じて、小児神経科や睡眠専門外来などが検討されます。 発作の動画や睡眠状況の記録があると、診察の参考になります。

お子さんの夜間の症状・漢方薬について迷ったら

「夜泣きと夜驚症の違いを知りたい」
「甘麦大棗湯や抑肝散について聞きたい」
「日中も神経が高ぶりやすい場合は?」
「現在使っている薬と併用できる?」

カミツレ薬局では医薬品・漢方薬に関するご相談を受け付けています。 年齢、夜間の症状、受診状況、使用中の医薬品などをお知らせください。

なお、夜驚症の診断は薬局ではできません。 発作の原因が不明な場合や、てんかんなどが疑われる場合は医療機関での確認が必要です。

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参考文献・情報源

本ページは、日本睡眠学会、国立精神・神経医療研究センター、 医薬品添付文書、PMDA公開情報、海外の専門医療機関、 査読付き医学論文等をもとに、カミツレ薬局の薬剤師が一般の方向けに整理したものです。

西洋薬については、医療現場で使用されることと、 医薬品として承認された効能・効果を区別しています。

漢方薬については、現代医学上の病名だけで判断せず、 承認された症状・状態、患者の体質、臨床研究や使用経験などを総合して紹介しています。 ただし、夜泣きの効能があることを夜驚症への有効性が確立していることと同一には扱っていません。

本ページは医学的な診断に代わるものではありません。 発作の原因が不明な場合や症状が強い場合は、医療機関へご相談ください。