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化学物質過敏症に『玉屏風散(ぎょくへいふうさん)』
化学物質過敏症とは
化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivity)は、生活環境中の極めて微量な化学物質に接することにより、多彩な不定愁訴を呈する症候群であるとされています。
一般的には、「過去にかなり大量の化学物資に一度接触し急性中毒症状が出現した後か、または生体にとって有害な化学物質に長期にわたり接触した場合、次の機会にかなり少量の同種または同系統の化学物質に再接触した場合にみられる臨床症候群」とされています。
一度、過敏性を獲得してしまうと、その後は一般的な毒性学の概念では説明できない程の極めて微量な化学物質に反応するようになるとされています。
主な症状として、嗅覚過敏や目・鼻・喉の刺激症状、皮膚の紅斑、かゆみ、疲労感、頭痛、めまい、吐き気等がありますが、現在、治療法が確立していないため、原因となる化学物質を避けることが、最も有効な対処法と言われています。
化学物質過敏症に使用される漢方薬
シックハウス症候群や化学物質過敏症などに漢方薬が使用されることがあります。
ただし、漢方薬は証(体質)に合わせて選ばれるため「化学物質過敏症」だからこの漢方薬というわけではありません。
皮膚症状などを生じている場合は、風熱を軽減する疏風・清熱薬を用い、咽や鼻などの粘膜に症状がある場合は、表虚を改善し粘膜を強める、益気固表薬を用います。
不眠や不安感、自律神経トラブルがある場合は、過敏さを軽減する目的で、心気と心陰を補う薬を用いるなど、証に合わせた選択が必要となります。
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)とは
玉屏風散は、衛益顆粒(えいえきかりゅう)ともいわれ、補気薬である黄耆(おうぎ)、白朮(びゃくじゅつ)と、袪風薬(風邪を追い払う)の防風(ぼうふう)で構成された漢方薬です。
外的要因(ウイルスや細菌、花粉、ホコリ、化学物質など)を体内に侵入させないための「衛気(えき)」と呼ばれる皮膚や粘膜などの体表にあるバリアを高め、肺・ノド・鼻、あるいは汗腺の免疫を高めます。
そのため、虚弱体質で風邪をひきやすい方や、化学物質過敏症の方にも使用される漢方処方です。
そのため、風邪や気管支炎、慢性鼻炎、花粉症、慢性蕁麻疹、喘息の長期管理などに応用されています。
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取り扱い商品(第2類医薬品)
こんな悩みの方にお勧めの漢方
- 疲れやすく、すぐに風邪をひいてしまう。
- すぐに体調を崩すので、病気にならないように予防したい。
- ホコリや化学物質などに過敏に反応してしまう。
- 汗をかきやすい。
参考・出典
- 小太郎漢方製薬株式会社
- 厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症〜思いのほか身近な環境問題」パンフレット
- 漢方294処方生薬解説 第2版,じほう
- 漢方業務指針 改定第5版.日本薬剤師会編.じほう
※本記事は医薬品の情報提供を目的としており、効果には個人差があります。服用にあたっては医師または薬剤師にご相談ください。