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脳卒中の後遺症に『補陽還五湯・続命湯』

脳卒中・脳梗塞・脳出血・くも膜下出血とは

「脳卒中」は、脳の血管(動脈)が詰まる・破れることで脳に障害が起こる病気の総称で、「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」の3種類に分類されます。

「脳梗塞」とは、脳の血管が詰まって血液の流れが悪くなり、脳がダメージを受ける病態です。
また、「脳出血」は脳の細い血管が破れて脳内で出血することで、脳がダメージを受ける病態です。
「脳溢血(のういっけつ)」という言葉もありますが、こちらは「血が溢(あふ)れる」状態のため一般に「脳出血」を指します。
「クモ膜下出血」とは、脳の太い血管分岐部にできたコブ(動脈瘤)が破裂することで、脳がダメージを受ける病態です。

脳は生命維持に不可欠な臓器であり、多くの栄養と酸素を必要しますが、その栄養と酸素を運ぶ動脈が詰まったり破れたりすることによって脳への血流量が減ると、脳の神経細胞に障害が起き、半身のしびれや手足の片麻痺などの運動障害や上手く喋れなくなる言語障害、物を飲み込みにくくなる嚥下障害などがあります。

脳卒中は、日本人の死亡原因の上位であり、死亡は免れたとしても重い後遺症が残る可能性のある病気です
。一度破壊された脳細胞は再生ないので、普段から適度な運動を取り入れた規則正しい生活を送り、病気を未然に防ぐことが大切です。

しかし、もし脳卒中になってしまい後遺症が残ってしまった場合には、症状の改善と社会復帰を目的としリハビリや薬物療法を行います。
症状の緩和や合併症の予防などを目的にし薬物療法を行いますが、西洋薬だけではなく漢方薬の併用により後遺症の改善が期待できます。
 

脳卒中(脳梗塞・脳出血)の後遺症・予防に使用される漢方薬

リハビリによる機能の改善・維持・低下予防に加え、症状を緩和するために対症療法が行われます。
一度破壊された脳細胞は再生ないので、西洋薬の内服はあくまで症状の緩和(対症療法)や予防を目的としており、緊張している筋肉を緩める働きのある薬や疼痛や麻痺側の筋緊張の痛み、関節の痛みなどがある場合、原因に応じて痛み止めを内服します。
西洋薬のみでは対応できない場合については、必要に応じ「続命湯(ぞくめいとう)」や「補陽還五湯(ほようかんごとう)」などの漢方薬が使用されることがあります。
 

脳卒中の後遺症に補陽還五湯(ほようかんごとう)

補陽還五湯(ほようかんごとう)のイメージ

補陽還五湯(ほようかんごとう)は、脳卒中(中風)の後遺症に対して組まれた処方で、中国では血流が悪いために起こる筋力の低下や言葉のもつれに使用されています。

補陽還五湯の名前は、脳卒中などにより10あった元気が5に減ると、気が半身に集まって片側が5、反対側が0となり、0になった側は手足を動かせず半身不随となってしまいまうのを、元気を0から5に回復し戻す(還五:5を還す)処方という意味で名づけられたといわれています。

本処方は、7種の生薬で構成されており、運動麻痺などの痺証を改善する目的で配合された主薬となる大量の黄耆(おうぎ)が気を補い血の流れを改善します。少量の活血薬で血を通し、さらに地竜で血の通り道である経絡を通す処方となります。

脳血管障害などにより気虚血瘀(ききょけつお)の症状が現れた際の治療に使用されますが、脳卒中などの脳血管障害に限らず、事故後の後遺症や血流障害の改善として狭心症など虚血性心疾患や慢性頭痛、老人性認知症、エコノミー症候群、高山病、紫斑病、勃起不全(ED)、慢性腎炎などにも応用され、疾病の治療だけでなく健康維持や老化防止対策としても活用できます。

本処方は脳卒中の後遺症に使用するため、脳出血の急性期(脳に出血があるとき)には使用せず、発作が収まり意識がはっきりしていて体温が正常な時だけ使用します。
気虚の便秘があれば、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を併用し、気虚の下痢があればば、参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)を併用します。また、尿失禁を伴う場合には八味地黄丸(はちみじおうがん)を併用し、痰が多い場合には二陳湯(にちんとう)などを併用します。
 

取り扱い商品(第2類医薬品)

補陽還五湯(ほようかんごとう)の商品画像

補陽還五湯エキス細粒G「コタロー」

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脳卒中の後遺症に続命湯(ぞくめいとう)

続命湯(ぞくめいとう)のイメージ

続命湯(ぞくめいとう)は、手足のしびれ言葉のもつれに使用されることの多い漢方薬です。
そのため脳卒中で倒れた人、また脳卒中の初期、軽症、また発病はしていない方で脳卒中の前駆症状が現れた方の予防などに使われます。
続命湯は、9種類の生薬で構成されており、脳や手足などの血液循環を改善し、痺れや麻痺感、言葉のもつれを除く当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、桂皮(けいひ)や、利水作用により浮腫を抑え血液循環の改善を助ける麻黄(まおう)、石膏(せっこう)が配合されています。
また、3種の補気薬(人参・生姜・甘草)で消化吸収力を改善し全身の運動能力を高め、杏仁(きょうにん)の止咳・去痰作用で、言葉のもつれの改善を助けます。

出血後の運動麻痺や知覚麻痺、言語障害の改善には、出血後の対応が早ければ早いほど症状の回復が早いといわれています。
また、脳卒中などの脳血管障害は倒れる前に、その前駆症状として軽い舌のもつれや、つまづくなどの症状がみられるため、その段階で使用すればさらに効果的であると考えられます。

続命湯は脳卒中の後遺症改善だけではなく、顔面神経麻痺などにも応用されます。
 

取り扱い商品(第2類医薬品)

続命湯(ぞくめいとう)の商品画像

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参考・出典


  • 小太郎漢方製薬株式会社
  • 漢方294処方生薬解説 第2版,じほう
  • 漢方業務指針 改定第5版.日本薬剤師会編.じほう
  • 幸井 俊高. 完全版 医師・薬剤師のための漢方のエッセンス


※本記事は医薬品の情報提供を目的としており、効果には個人差があります。服用にあたっては医師または薬剤師にご相談ください。