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子供のアデノイドに『柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)』
アデノイド肥大とは
アデノイドとは鼻腔の奥にあるリンパ組織のかたまりで、体内に侵入した細菌を排除する役割があります。
アデノイドは小児期に重要な役割を果たしますが、思春期に近づくにつれてその機能は徐々に低下します。通常、成長によって大きさが変化し、2歳〜6歳の小児で最も大きくなり、その後は小さくなっていきます。
アデノイドが肥大すると急性中耳炎や副鼻腔炎を繰り返して慢性化させやすく、肥大により気道が狭くなると子供は鼻声、鼻詰まりや口呼吸、いびきをかいたり、睡眠時無呼吸となり、よく眠れなくなります。
また、日中も落ち着きがなくなり、成長や学習への悪影響につながる可能性があります。
アデノイド肥大や慢性扁桃炎に使用される漢方薬
呼吸障害や睡眠時無呼吸の症状があるなど重症例においては、ときに手術でアデノイドの切除や扁桃摘出をすることもあります。
アデノイド切除術は全身麻酔や入院を必要とするため、できるだけ手術を避けたいという親御さんも多いのではないでしょうか。
診断は専門医のいる医療機関で行う必要がありますが、必要に応じ漢方による治療がされるケースもあります。
ただし、漢方薬は疾患名で選ばれるものではなく患者さんの体質や症状など総合的に判断をして選択されます。
柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)とは
柴胡清肝湯は、子供の易感染性体質の改善などに使用されることの多い漢方処方です。
15種類もの生薬を組み合わせてできた薬(黄連解毒湯・四物湯・柴胡などの生薬の三つの群から成り立つ合方)で、慢性炎症に対する消炎解熱作用や、抗アレルギー作用、鎮静作用などを持つ生薬で構成されています。
リンパ節を腫らしやすい、いわゆる腺病質の子どもなどの慢性扁桃炎、湿疹、神経症などに用いられ、特に神経が過敏で落ち着きのない子供に向いている処方で、湿疹やアトピー性皮膚炎のある方の体質改善にも有効な漢方薬として知られています。
「皮膚・粘膜・神経」が過敏な解毒証体質の子供で、繰り返し皮膚や耳鼻・咽頭などの炎症を繰り返す子供の体質改善に良く用いられ、慢性扁桃炎の一つの病態である習慣性 アンギーナに対して、漢方薬である柴胡清肝湯を用いた結果、約82%の有効率でアンギーナの反復が予防できたとの報告もあります。
これは、他の保存的治療法の成績に比較してかなり優位な成績であり、 柴胡清肝湯の投与はアンギーナの再発予防に有力な手段となり得るものと考えられています。
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取り扱い商品(第2類医薬品)
こんな悩みの方にお勧めの漢方
- 扁桃腺を腫らしやすい
- 中耳炎や副鼻腔炎になりやすく治りにくい。
- アトピー性皮膚炎の体質改善をしたい。
- 子供のイビキがひどい。
- 子供の落ち着きがない。
- アデノイド肥大といわれた。
参考・出典
- 小太郎漢方製薬株式会社
- 漢方294処方生薬解説 第2版,じほう
- 漢方業務指針 改定第5版.日本薬剤師会編.じほう
- 丸山博文ほか. 薬理と治療. 1995, 23(9), p. 2257-2261.
- 杉原桂ほか. 昭和医学会雑誌. 2003, 63(2), p.163-173.
- 夏秋優ほか. 和漢医薬学雑誌. 1998, 15(5) , p.308-309.
- 岩間正文. 日小医会報. 1995, 10, p.98-99.
- 伊藤節子. 現代東洋医学. 1989, 10(1)臨増, p.202-203.
- 耳 鼻 臨 床79:8;1343〜1352, 1986
※本記事は医薬品の情報提供を目的としており、効果には個人差があります。服用にあたっては医師または薬剤師にご相談ください。