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ホットフラッシュの改善に使用される漢方薬
ホットフラッシュとは
暑かったり、運動した訳ではないのに突然汗をかいたり、身体がカーッと熱くなってのぼせたりする場合は、更年期障害からくる多汗やほてりの可能性があります。この症状は「ホットフラッシュ」と呼ばれており、更年期障害の代表的な症状です。
ホットフラッシュは、女性ホルモン(エストロゲン)や男性ホルモン(テストステロン)の減少によって、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることによって起こります。
また、ホルモン以外の原因としては、暖かい部屋でのドライヤーの使用などが誘引となることもあります。
ホットフラッシュに知柏地黄丸(ちばくじおうがん)

知柏地黄丸は、六味地黄丸に清熱作用のある知母(ちも)と黄柏(おうばく)を加えた処方で、地黄、山茱萸、山薬、沢瀉、牡丹皮、茯苓、知母、黄柏の8味の生薬で構成された漢方処方です。
喉の渇きがあり、顔や四肢のほてりなど熱感がある場合に使用されます。
特に夜間に熱感が強くなり、尿の色が濃くなるタイプの方に使用されます。イライラや目の乾燥・充血などの症状や排尿時に熱感を感じる場合にも向いています。
また、女性の場合は不正出血がみられる場合や、男性の場合は性的トラブル(勃起障害、遺精など)にも使用されます。
知柏地黄丸(第2類医薬品)
ホットフラッシュに加味逍遙散(かみしょうようさん)

加味逍遙散は、更年期障害などに頻用される処方で、逍遙散の柴胡、当帰、芍薬、茯苓、白朮、甘草、生姜、薄荷の8味に牡丹皮、山梔子の2味を合わせた処方です。
イライラや不眠、不安感を伴うホットフラッシュによく使われます。
主に女性に使用されることが多い漢方薬ですが、頭痛や不眠、のぼせ等には男性にも使用されます。
また、症状の訴えが多く、訴える症状がコロコロ変わる人に加味逍遙散は使われる機会が多いです。
加味逍遙散(第2類医薬品)
ホットフラッシュに桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は、血行障害を改善する漢方処方の1つとして頻用されている漢方処方で、桂枝、桃仁、牡丹皮、芍薬、茯苓の5味から構成されています。
比較的体力がある方の、のぼせや肩こりを伴うホットフラッシュに使われることがあります。
男女を問わず、血流が悪く目の下にクマができるような人の頭痛や肩こり、皮膚疾患などにも使用されます。
桂枝茯苓丸(第2類医薬品)
ホットフラッシュに当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は、冷え性で血色が悪く、めまいや立ちくらみがあるような方に使用される漢方処方で、女性に多く使用されますが、証があっていれば男性にもよく使用されます。
当帰、芍薬、白朮、川芎、茯苓、沢瀉の6味の生薬で構成された漢方処方で、冷えを伴うホットフラッシュに適していると言われています。
冷えて疲れやすい人には男女を問わず使用されますが、あまりがっしりとした体格ではなく線の細いタイプの人に使用される傾向があります。また、感冒後の嗅覚障害などにも使用されます。
当帰芍薬散(第2類医薬品)
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参考・出典
- 幸井 俊高. 完全版 医師・薬剤師のための漢方のエッセンス. 日経BP.
- 薬局で買える症状から読み解く漢方薬のトリセツ.じほう
- 漢方業務指針 改定第5版.日本薬剤師会編.じほう
※本記事は医薬品の情報提供を目的としており、効果には個人差があります。服用にあたっては医師または薬剤師にご相談ください。