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高山病の予防に使用される『柴苓湯』

高山病(こうざんびょう)とは

登山などで標高の高い場所に行くと、気圧が下がるため空気が薄くなり酸素量が減ります。
体がそのような環境の変化に順応することができずに、『高山病』の症状が発生します。
症状が出現する標高やその高さに慣れるまでに要する時間には個人差があり、同じ人でもその時の体調によって異なります。通常、標高2500mくらいから発症する可能性があるといわれていますが、高齢者では、標高1500mからを高所と考える必要があります。
『高山病』の症状は、頭痛に加えて全身倦怠感や脱力感、悪心・嘔吐などの山酔いから、症状が進行すると高所肺水腫、高所脳浮腫など命に係わる重篤な状態になることもあります。
 

高山病の予防薬に漢方薬が使用される

一般的な予防薬としては、西洋薬では『アセタゾラミド(商品名:ダイアモックス)』という医薬品が処方されます。
こちらの医薬品は処方箋医薬品となっているためドラッグストアやネットなど販売していないため、必ず医師の処方が必要となります。
ただし、アセタゾラミドは利尿作用があるため、血液濃縮が起き、水分補給が困難な高所での利尿剤の使用には注意が必要となります。
一方、漢方薬は複数の生薬を組み合わせた方剤で、複雑多彩な症状に効果を発揮し、その結果、病気に対する抵抗力を高めることも期待されます。
日本で最も歴史がある山岳会である「公益社団法人 日本山岳会」では、体内の水分の循環を改善・調整する「五苓散(ごれいさん)」と、ステロイド用作用を有する「小柴胡湯(しょうさいことう)」を合わせた「柴苓湯(さいれいとう)」を高山病対策の第一選択薬として推奨している
前日からの服用で、効果例が数多く報告されているため登山家の間ではよく知られた漢方薬といえます。
ただし、「高山病と関連疾患の診療ガイドライン」においては、「柴苓湯などの漢方も使用されているが比較試験によって効果が確認された報告はない。」との記載もあり、現時点ではエビデンスレベルが高いとまではいえないため使用の際は医師や薬剤師に相談しましょう。
 

柴苓湯(さいれいとう)とは

柴苓湯は、「小柴胡湯」を構成する柴胡(さいこ)、黄芩(おうぎ)、半夏(はんげ)、人参(にんじん)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)と、「五苓散」を構成する沢瀉(たくしゃ)、猪苓(ちょれい)、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)、桂枝(けいし)の12味の生薬で構成されており、
「高山病」以外にも、「二日酔い」「胃腸炎」「下痢」「暑気あたり(熱中症)」「むくみ」などの症状改善目的にも医療現場でも頻用される漢方薬であり、多くの場面で使用することができます。
 

 

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こんな悩みの方にお勧めの漢方

  • 高山病などによる頭痛・吐き気・めまいなど。
  • 急性胃腸炎などによる下痢・吐き気。
  • 熱中症や夏バテによる症状に。
  • むくみ。
  • お酒の飲みすぎによる二日酔いに。
 

その他、登山に使用される漢方薬

当薬局でも、夏になると登山に行くために漢方薬を希望されることが増えてきます。
代表的な漢方薬の一つとして、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)の改善目的で「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」が使用されます
「芍薬甘草湯」は、多くのエビデンスがあり医療現場でも処方される機会の多い漢方薬です。
即効性もあるため、足がつってから使用しても5〜10分ほどで効果を感じる方も非常に多いのが特徴です。また、生理痛腹痛などの痛みにも効果がある万能な鎮痛漢方薬です。芍薬と甘草に含まれる成分が神経筋シナプスのアセチルコリン受容体に相乗作用し、筋弛緩作用を発現すると考えられています。
ただし、甘草(かんぞう)という生薬を多く含むため、低カリウム血症や偽アルドステロン症などの副作用には注意が必要です。血圧が高くなることもあるため長期の服用には注意が必要ですので、頓用での使用が推奨されます。

疲労回復のための漢方薬として「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」なども使用されます。補剤は消化機能や免疫能を賦活し、体の機能を高めて元気にしてくれる漢方薬で、西洋薬にはない効果が期待できます。
 

参考・出典


  • 幸井 俊高. 完全版 医師・薬剤師のための漢方のエッセンス. 日経BP.
  • 公益社団法人 日本山岳会 HP
  • 漢方薬のストロング・エビデンス.じほう
  • 日本登山医学会 高山病と関連疾患の診療ガイドライン作成委員会 (委員長: 花岡正幸 信州大 学学術研究院医学系医学部内科学第一教室) 中外医学社、2017 年 6 月 10 日 初版第 1 刷発行


※本記事は医薬品の情報提供を目的としており、効果には個人差があります。服用にあたっては医師または薬剤師にご相談ください。