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梅毒(扁平コンジローマ)に『紫根牡蛎湯』
扁平コンジローマとは
扁平(へんぺい)コンジロームは、『梅毒(第2期)』の症状で、肛門周囲、外陰部、わきの下、乳房の下などの皮膚が擦れ合う場所でみられる浸潤した平らに盛り上がったブツブツした丘疹(きゅうしん)で、多くの梅毒トレポネーマが存在し、感染性が高い病気です。
近年、『梅毒(ばいどく)は急増しており、2024年の感染者は14,000人以上と年間報告数として最多であった2023年と同水準で推移しています。
梅毒は、性行為(オーラルセックス含む)により、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜から菌が体内に侵入し感染します。また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがあります。梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できるため専門の病院に受診し、早期発見・早期治療が大切です。
通常、梅毒と診断された場合、ペニシリン系の抗生物質の筋肉注射もしくは飲み薬で治療します。
梅毒は治療後も再感染のリスクがあるため定期的な検査、安全な性行為、そしてパートナーとの協力が再感染予防が重要です。
必要に応じ漢方薬を併用することで早期改善につながることもあるため、漢方薬の使用も検討しても良いでしょう。
また、同様に性感染症の一種である『尖圭(せんけい)コンジローマ』とは、別の疾患です。
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紫根牡蛎湯(シコンボレイトウ)とは
「紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)」という漢方薬が、扁平コンジローマの治療に応用されることがあります。
「紫根牡蛎湯」は、紫根(シコン)、忍冬(ニンドウ)、牡蛎(ボレイ)、升麻(ショウマ)、大黄(ダイオウ)、黄耆(オウギ)、当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)の10味からなる皮膚やリンパ腺の疾患に用いる漢方処方です。
梅毒(扁平コンジローマ)の漢方治療
紫根牡蛎湯は、なかなか治らない皮膚病やリンパ・乳腺の腫れ、膿瘍などの炎症に使用されてきた漢方で『紫根』と『当帰』は紫雲膏でも用いられている組み合わせで、血行を促進し、炎症を鎮め皮膚機能を回復させるため、皮膚炎や痔の痛みに用いることが多い処方です。
また、主薬の「紫根」や「忍冬」、「牡蛎」、「升麻」、「大黄」には内外の熱を除き、炎症・腫れを直す効果があります。「当帰」、「川芎」、「芍薬」で血の流れを改善し、「黄耆」、「甘草」が脾胃の働きを高めることで皮膚の乾燥の改善につながります。
虚証で貧血傾向の方で、なかなか治らない皮膚やリンパ腺の頑固な炎症にお悩みの方は、紫根牡蛎湯を使用することで症状の改善につながるとされているため梅毒(扁平コンジローマ)の治療にも応用されています。
取り扱い商品(第2類医薬品)
こんな悩みの方にお勧めの漢方
- 肛門周囲、外陰部、わきの下、乳房の下などにブツブツがある。
- 以前に扁平コンジローマと診断された。
- 複数の性的パートナーがいる。
- コンドームをあまり使用しない。
- 性的少数者(MSM)で性行為の機会が多い。
- 再発しないように漢方で対処したい。
よくあるご質問(紫根牡蛎湯Q&A)
扁平コンジローマの治療に使用される医薬品
- 漢方薬(紫根牡蛎湯など)
- ペニシリン系抗生物質(内服・注射など)
参考・出典
- 国立感染症研究所:日本の梅毒症例の動向について(2019年10月2日現在).
- 日本性感染症学会梅毒委員会梅毒診療ガイド作成小委員会(委員長:荒川創一),厚生労働科学研究「性感染症に関する特定感染症予防指針に基づく対策の推進に関する研究」班(研究代表者:三鴨廣繁):梅毒診療ガイド.2018.
- 日本性感染症学会梅毒委員会梅毒診療ガイド作成小委員会,厚生労働科学研究「性感染症に関する特定感染症予防指針に基づく対策の推進に関する研究」班:協力 日本医師会.梅毒診療ガイド(ダイジェスト版).
- 池内和彦,他:梅毒に対するアモキシシリン1500 mg内服治療の臨床的効果.感染症誌 92: 358―364, 2018.)
- 日本産婦人科医会:妊娠中の梅毒感染症に関する実態調査結果の報告.http://www.jaog.or.jp/news/妊娠中の梅毒感染症に関する実態調査結果の報告
※本記事は医薬品の情報提供を目的としており、効果には個人差があります。服用にあたっては医師または薬剤師にご相談ください。