カート
ユーザー
絞り込む
カテゴリー
グループ
コンテンツ
  • ホーム
  • むずむず脚症候群に使われる薬・漢方薬

疾患・症状と医薬品

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の症状と治療薬・漢方薬

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の治療薬・漢方薬

「夜、布団に入ると脚がむずむずする」「脚を動かしていないと落ち着かない」「眠りたいのに脚が気になって眠れない」。このような症状は、むずむず脚症候群の可能性があります。

正式にはレストレスレッグス症候群(RLS)、下肢静止不能症候群とも呼ばれます。治療には鉄分不足の改善や、神経の働きを調整する医薬品が用いられます。また、冷え・しびれ・不眠などの症状に応じて、漢方薬が検討されることもあります。

むずむず脚症候群とは

むずむず脚症候群は、脚に何ともいえない不快感が現れ、じっとしていられず、脚を動かしたくなる病気です。

ふくらはぎや太もも、足先などに症状が現れ、虫が這うような感覚、かゆいような感じ、チクチクする痛み、脚の奥が熱いような感じなど、表現は人によってさまざまです。

むずむず脚症候群の4つの特徴

  • 脚を動かしたくなる:むずむずする不快感があり、じっとしているのがつらい
  • 安静にすると悪化:横になったり、長く座ったりすると症状が出やすい
  • 動かすと楽になる:歩いたり、脚を伸ばしたりすると一時的に軽くなる
  • 夕方から夜に強くなる:特に就寝前に症状が現れやすい

寝ようとすると症状が強くなり、何度も起き上がったり歩き回ったりするため、不眠や日中の疲労感につながることがあります。脚だけでなく腕などに症状が現れる場合もあります。

診断では、症状の出る時間帯や脚を動かしたときの変化などを確認します。こむら返りや末梢神経障害など、似た症状を起こす病気との区別も重要です。

むずむず脚症候群の原因

詳しい原因はまだ完全には解明されていませんが、脳内のドパミンという神経伝達物質の働きや、鉄分の不足・利用の異常などが関係していると考えられています。

特に鉄分は、ドパミンの働きにも関わる重要な栄養素です。そのため、貧血がなくても体内に蓄えられている鉄分が不足している場合には、症状と関係することがあります。

発症や症状の悪化に関係するもの

  • 鉄分不足・鉄欠乏性貧血
  • 妊娠中や月経に伴う鉄分不足
  • 腎機能の低下や透析治療
  • 遺伝的な体質や加齢
  • カフェイン・アルコール・喫煙
  • 一部の抗うつ薬、抗ヒスタミン薬などの影響

鉄分不足の確認には、通常の貧血検査に加えて、体内の貯蔵鉄を示す「フェリチン」などの検査が役立ちます。

むずむず脚症候群の治療

治療では、鉄分不足などの原因を確認し、生活習慣の調整や薬物療法を組み合わせます。症状が強く、睡眠に支障がある場合には、むずむず脚症候群に使用する医薬品が検討されます。

治療方法 内容
鉄分の補充 鉄不足がある場合に鉄剤を用い、鉄の状態を改善します。
薬物療法 神経の過敏な働きを抑える薬や、ドパミンの働きを助ける薬を使用します。
生活習慣の調整 カフェインや飲酒を控え、適度な運動や睡眠環境の改善を行います。
鉄分の補充

鉄不足が確認された場合に鉄剤を使用します。

薬物療法

神経の興奮やドパミンの働きを調整する医薬品を用います。

生活習慣の調整

カフェインや飲酒を控え、睡眠環境などを整えます。

むずむず脚症候群に使われる主な薬

薬・成分 特徴・位置づけ
ガバペンチン エナカルビル
レグナイト
神経の過敏な働きを抑え、脚の不快感を和らげる治療薬です。国内では中等度から高度の特発性RLSに承認されており、使用条件が定められています。
プラミペキソール
ビ・シフロール
ドパミンの働きを助け、脚を動かしたくなる衝動や不快感を和らげます。
ロチゴチン
ニュープロパッチ
皮膚に貼って使用するドパミン受容体作動薬です。持続的に作用する貼付剤です。
鉄剤 鉄不足が関係している場合に、内服や点滴による補充が検討されます。
ガバペンチン エナカルビル(レグナイト)

神経の過敏な働きを抑えて、脚の不快感を和らげます。

プラミペキソール(ビ・シフロール)

ドパミンの働きを助け、脚を動かしたくなる症状を抑えます。

ロチゴチン(ニュープロパッチ)

皮膚に貼って持続的に作用する医薬品です。

鉄剤

鉄不足が確認された場合に補充します。

ドパミンの働きを助ける薬では、長期使用により症状が以前より早い時間から現れたり、強くなったりする「オーグメンテーション(症状増強)」に注意が必要です。近年はこうした点を考慮して治療薬が選択されています。治療薬には眠気・ふらつきなどにも注意が必要です。

自分でできる症状の対処法

軽い運動やストレッチ、入浴、脚のマッサージなどで不快感が和らぐことがあります。就寝前のコーヒーや緑茶、アルコールを控えることも役立ちます。

鉄分を含む食品をバランスよく摂ることも大切ですが、鉄剤は不足の程度を確認して使用します。症状が続き、睡眠に大きな支障がある場合には、睡眠外来や脳神経内科などで治療について相談できます。

むずむず脚症候群と漢方薬

むずむず脚症候群では、脚の不快感に加えて、冷え・しびれ・痛み・ほてり・不眠などが現れることがあります。

漢方薬はこうした症状や体質を考慮して選びます。抑肝散・牛車腎気丸・滋陰降火湯などには、むずむず脚症候群に対する臨床応用の報告があり、関連する不調への選択肢として検討されます。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

牛車腎気丸は、脚の冷え・しびれ・痛み・むくみなどに用いられる漢方薬です。

八味地黄丸に牛膝(ゴシツ)・車前子(シャゼンシ)を加えた処方で、下半身の冷えや痛みなどを伴う方に使用されます。冷えを伴うむずむず脚症候群への応用報告もあり、足腰の冷えやしびれが気になる方で検討される処方です。

抑肝散(よくかんさん)

抑肝散は、神経の高ぶりやイライラ、不眠などに用いられる漢方薬です。

釣藤鈎(チョウトウコウ)・柴胡(サイコ)などを配合し、興奮しやすさや神経過敏を伴う状態に使用されます。むずむず脚症候群に対する症例報告もあり、脚の不快感に加えて落ち着かなさや不眠がある方で検討されることがあります。

また、抑肝散に陳皮・半夏を加えた「抑肝散加陳皮半夏」は、神経過敏や不眠に加えて、胃腸がやや弱い方などに用いられます。

滋陰降火湯(じいんこうかとう)

滋陰降火湯は、身体の乾燥やほてりなどを考慮して用いられる漢方処方です。

夜間の脚の不快感に対して、滋陰降火湯をほかの漢方薬と組み合わせて使用し、症状や睡眠が改善した少数の臨床報告があります。特に、ほてりなどを伴う方の漢方治療を考えるうえで参考となる処方です。

そのほかの脚の症状に関連する漢方薬

芍薬甘草湯

脚がつる、ふくらはぎが急に痛むなど、こむら返りや筋肉のけいれんに。

疎経活血湯

脚の痛みやしびれ、腰痛・神経痛などが重なっている方に。

むずむず脚症候群とこむら返りは別の病気です。漢方薬は、むずむず感そのものへの臨床応用と、冷え・痛み・不眠などの関連症状に対する使用を区別して選びます。

カミツレ薬局で相談・購入できる漢方薬

カミツレ薬局では、脚の冷え・しびれ・痛みや、神経過敏・不眠などに用いられる漢方薬を取り扱っています。症状の出方や体質、現在の治療内容に応じてご相談いただけます。

第2類医薬品・オンライン購入可能

牛車腎気丸エキス細粒G「コタロー」

ごしゃじんきがん

足腰の冷え・痛み・しびれ・むくみに。下半身の冷えや重だるさ、しびれなどが気になる方に用いられる漢方薬です。

商品情報・購入ページを見る
第2類医薬品・オンライン購入可能

抑肝散加陳皮半夏エキス細粒G「コタロー」

よくかんさんかちんぴはんげ

イライラ・神経過敏・不眠に。神経の高ぶりがあり、気持ちが落ち着かず眠れない方や、胃腸がやや弱い方にも用いられる漢方薬です。

商品情報・購入ページを見る

その他の関連製品

芍薬甘草湯エキス細粒G「コタロー」 ― 脚がつる、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みに。

疎経活血湯エキス細粒G「コタロー」 ― 脚の痛み・しびれ、神経痛・腰痛などに。

むずむず脚症候群の薬は通販・処方箋なしで購入できる?

レグナイト・ビ・シフロール・ニュープロパッチなど、むずむず脚症候群の治療に使用される処方箋医薬品は、医師の診察と処方箋が必要です。

一方、牛車腎気丸や抑肝散加陳皮半夏などの一般用漢方薬には、処方箋なしで通販・オンライン購入できる製品があります。これらは、脚の冷え・しびれや不眠・神経過敏など、製品の効能・効果に含まれる症状に応じて選択します。

カミツレ薬局では、処方箋医薬品以外の医療用医薬品を店舗で対面販売する場合もありますが、医療用医薬品の通販・郵送販売は行っていません。

夜間の脚の不快感が続く場合には、鉄不足やほかの病気、服用中の薬の影響などが関係していないか確認することも大切です。

脚の不快感・冷え・不眠に関する漢方薬のご相談

「夜になると脚がむずむずして眠れない」「脚の冷えやしびれに合う漢方薬を探している」「牛車腎気丸と抑肝散ではどちらが合う?」など、お薬についてお気軽にご相談ください。

LINEでカミツレ薬局に相談
参考文献・情報源

執筆・監修:カミツレ薬局 薬剤師 河津伸也
宮城県仙台市・東北大学病院前
本ページは、医薬品添付文書や医学・薬学資料に基づき、一般の方向けにまとめています。