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疾患・症状と医薬品

乳頭亀裂・乳頭裂傷の症状とケア・塗り薬

乳頭亀裂・乳頭裂傷|授乳中の乳首の傷と医薬品

授乳するたびに乳首が痛い、乳首の先端や付け根が切れて出血する。そのような授乳中の乳首の傷は、乳頭亀裂・乳頭裂傷と呼ばれます。

授乳中は、赤ちゃんへの影響を心配して塗り薬の使用をためらう方も少なくありません。乳首の傷には、授乳方法の見直しに加え、ステロイドを配合していない医薬品によるケアも選択肢となります。

乳頭亀裂・乳頭裂傷とは

乳頭亀裂・乳頭裂傷は、授乳時の摩擦や圧迫などによって、乳首やその付け根の皮膚に傷ができる状態です。授乳を始めたばかりの時期に多くみられ、繰り返すこともあります。

こんな症状はありませんか?

  • 乳首の先端や付け根が切れて痛い
  • 授乳するたびにヒリヒリする、しみる
  • 乳首から出血する、かさぶたができる
  • 乳首や乳輪の皮膚がむける、ただれる
  • 傷がなかなか治らず、授乳がつらい

主な原因の一つは、赤ちゃんのくわえ方が浅く、乳首の一部分に負担が集中することです。また、皮膚の乾燥や湿疹、かぶれなどが関係する場合もあります。

乳首の傷の治し方・ケア方法

乳頭亀裂のケアでは、傷への刺激を減らし、皮膚の回復を助けることが大切です。

ケア方法 内容
授乳方法の見直し 赤ちゃんが乳房を深くくわえられるようにし、乳首への負担を減らします。
皮膚の保護 過度な洗浄や摩擦を避け、乾燥や刺激から傷ついた皮膚を守ります。
医薬品によるケア 切り傷やただれ、かゆみなど、症状に応じて外用薬を検討します。
授乳方法の見直し

乳房を深くくわえられるようにし、乳首への負担を減らします。

皮膚の保護

過度な洗浄や摩擦を避け、乾燥や刺激から皮膚を守ります。

医薬品によるケア

切り傷やただれ、かゆみなどに応じて外用薬を検討します。

傷があるからといって、必ず授乳を中止する必要はありません。痛みが強い場合や傷を繰り返す場合は、助産師などに授乳姿勢や赤ちゃんのくわえ方を確認してもらうことも大切です。

授乳中でも、非ステロイドの塗り薬という選択肢があります

「乳首に薬を塗っても赤ちゃんに影響はない?」「できればステロイドは使いたくない」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。

サンクロン軟膏・神仙太乙膏・紫雲膏は、いずれもステロイドを配合していない医薬品です。切り傷や皮膚の炎症などに用いられ、ステロイドを使用せずに乳首や乳輪周辺の皮膚をケアしたい方にも、症状に応じて検討できます。

なお、授乳中もステロイド外用薬が使用できる場合はあり、湿疹などでは必要となることもあります。大切なのは、薬の種類と使用部位、授乳時の取り扱いを確認して選ぶことです。

乳頭亀裂・乳頭裂傷に用いられる軟膏

授乳によって傷ついた乳首や乳輪周辺には、切り傷などに効能を持つ医薬品が検討できます。3つの非ステロイド軟膏について、それぞれの特徴をご紹介します。

サンクロン軟膏

サンクロン軟膏は、クマザサ由来の成分を配合した、切り傷や皮膚のただれに用いられる第3類医薬品です。

肌になじみやすい緑色の軟膏で、傷ついた皮膚のケアに用いられます。ステロイドや抗生物質は配合されていません。

メーカー公式サイトでも、授乳中の乳頭や乳頭周辺への使用が案内されています。授乳前に清潔なガーゼなどで軟膏を拭き取ってから授乳する方法が示されており、授乳中の乳首の傷に検討しやすい医薬品です。

神仙太乙膏(しんせんたいつこう)

神仙太乙膏は、切り傷やかゆみに用いられ、皮膚の炎症を鎮めながら乾燥した皮膚を潤す、非ステロイドの漢方軟膏です。

当帰・地黄・玄参などの生薬を組み合わせ、皮膚の炎症やかゆみを和らげ、傷ついた皮膚の回復を助けることが特徴です。

乳首やその付け根の切り傷だけでなく、乳輪周辺の乾燥や赤み、かゆみを伴う皮膚トラブルが気になる方にも、皮膚の状態を確認しながら検討できる医薬品です。

紫雲膏(しうんこう)

紫雲膏は、ひび・あかぎれ・外傷・ただれ・湿疹・皮膚炎などに用いられる、非ステロイドの漢方軟膏です。

当帰・紫根を配合し、ゴマ油などを基剤とした赤紫色の軟膏で、傷ついた皮膚を保護しながらケアします。乳首のひび割れや小さな傷にも、状態を確認して検討できる医薬品です。

独特の香りや赤紫色が特徴のため、授乳中は香りや使用感、衣類への色移りなども考慮して選ぶとよいでしょう。

カミツレ薬局で相談・購入できる軟膏

カミツレ薬局では、授乳中の乳首の切り傷や周辺の皮膚トラブルに対して、症状や使用部位を確認しながら、非ステロイドの医薬品をご案内しています。

第3類医薬品・オンライン購入可能

サンクロン軟膏

非ステロイド・クマザサ由来の軟膏

授乳中の乳頭・乳頭周辺の傷にも。 切り傷や皮膚のただれに用いられる緑色の軟膏です。メーカーでも授乳中の乳頭への使用が案内されており、ステロイドや抗生物質を配合していないことも特徴です。

10g 1,100円(税込)

商品情報・購入ページを見る
第2類医薬品・オンライン購入可能

神仙太乙膏「コタロー」

非ステロイド・漢方の皮膚用軟膏

乳首の切り傷や、乾燥・かゆみを伴う皮膚にも。 生薬の働きで皮膚の炎症を鎮め、乾燥した皮膚を潤し、傷ついた皮膚の回復を助ける漢方軟膏です。

20g 1,870円(税込)

商品情報・購入ページを見る

その他の関連製品

紫雲膏(しうんこう)「ダイコー」20g ― 1,540円(税込)。ひび・あかぎれ・外傷・ただれなどに用いられる、非ステロイドの漢方軟膏です。

授乳中に軟膏を使うときの注意点

乳首や乳輪は赤ちゃんが直接口にする部分です。乳頭周辺に軟膏を使用する際は、授乳前に清潔なガーゼなどでやさしく拭き取り、赤ちゃんの口に薬が入らないようにすることが大切です。

サンクロン軟膏はメーカーが授乳中の乳頭への使用方法を案内しています。神仙太乙膏や紫雲膏についても、乳頭に使用したい場合は、傷の状態や授乳時の使用方法を薬剤師にご相談ください。

非ステロイドでも、すべての傷に使えるわけではありません。特に紫雲膏は、傷がひどい場合や化膿している場合などは使用できません。乳房に強い赤み・腫れ・発熱がある場合は、乳腺炎などの可能性もあるため医療機関へご相談ください。

乳頭亀裂の塗り薬は処方箋なし・通販で購入できる?

サンクロン軟膏・神仙太乙膏・紫雲膏はいずれも、処方箋なしで購入できる医薬品です。カミツレ薬局のオンラインショップから通販でご注文いただけます。

授乳中の乳首に使用する場合や、どの軟膏がよいか迷う場合は、ご購入前に薬剤師へご相談いただくこともできます。

授乳中の乳首の傷・塗り薬のご相談

「乳首が切れて授乳がつらい」「ステロイドを使わない軟膏を探している」「サンクロン軟膏・神仙太乙膏・紫雲膏のどれがよい?」「赤ちゃんへの影響が心配」など、お薬についてお気軽にご相談ください。

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参考文献・情報源

執筆・監修:カミツレ薬局 薬剤師 河津伸也
宮城県仙台市・東北大学病院前
本ページは、医薬品添付文書や医学・薬学資料に基づき、一般の方向けにまとめています。