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  • 肋間神経痛の医薬品・漢方薬|柴胡疎肝湯・疎経活血湯・市販薬

症状から薬を知る

肋間神経痛に使われる薬・漢方薬
市販薬・柴胡疎肝湯などを解説

肋間神経痛に使われる薬・漢方薬を薬剤師が解説

「肋骨に沿ってピリッと痛む」「背中から脇腹、胸にかけて電気が走るように痛い」「深呼吸や体を動かしたときに痛む」――。 こうした症状は、肋間神経が刺激されて起こる肋間神経痛でみられることがあります。

ただし、肋間神経痛は一つの病気の名前ではなく、肋骨に沿って走る肋間神経に痛みが生じている状態を表す言葉です。 胸椎や肋骨の病気、外傷、帯状疱疹など原因が分かる場合もあれば、明らかな原因が分からない場合もあります。

また、胸の痛みには心臓・血管・肺などの病気が隠れていることがあります。 そのため、初めて起きた強い胸痛などでは、薬や漢方薬を探す前に原因を確認することが重要です。

このページでは、肋間神経痛の特徴と原因、医療機関で行われる治療、 市販の鎮痛薬、神経障害性疼痛に使用される薬、 そして柴胡疎肝湯・疎経活血湯・桂枝加朮附湯などの漢方薬について、 正式な効能・効果と応用を区別しながら薬剤師が整理します。

このページで分かること

  • 肋間神経痛とはどのような痛みか
  • 肋間神経痛の主な原因
  • 帯状疱疹による痛みとの関係
  • 胸痛で早めに受診した方がよい状態
  • 肋間神経痛に使用される鎮痛薬・神経痛の薬
  • 市販薬で対応できる場合と医療機関で治療する場合
  • 柴胡疎肝湯・疎経活血湯・桂枝加朮附湯の違い
  • 肋間神経痛に対する漢方薬の正式効能と応用の違い
  • 通販・オンラインで購入できる薬

肋間神経痛とは?

肋骨と肋骨の間には「肋間神経(ろっかんしんけい)」という神経が走っています。 この神経が何らかの原因で刺激されたり障害されたりして、 肋骨に沿うように痛みが現れる状態を肋間神経痛と呼びます。

肋間神経痛は病気そのものの名前ではなく、 「肋間神経の走行に沿って痛みが出ている」という症状を表す名称です。

電気が走るような痛み

突然ピリッ、ズキッと鋭い痛みが走る場合があります。

肋骨に沿った痛み

背中から脇腹、胸の前面へ帯状に痛みが広がることがあります。

片側に出やすい

左右両方より、身体の右側または左側のどちらかに痛みが現れることが多くあります。

動作で強くなることも

身体をひねる、深呼吸する、せきをするなど、肋骨が動く動作で痛みが強くなることがあります。

肋骨の周辺が痛むからといって、すべてが肋間神経痛とは限りません。 筋肉痛、肋骨の骨折、帯状疱疹、胸膜炎、気胸、心臓や血管の病気などでも胸や脇腹に痛みが生じます。

肋間神経痛が起こる主な原因

肋間神経痛には、原因となる病気や外傷などが分かるものと、 検査をしても明らかな原因が見つからないものがあります。

胸椎・脊椎の病気

変形性脊椎症や胸椎椎間板ヘルニアなどによって、 肋間神経につながる神経が刺激されて痛みが生じることがあります。

肋骨の骨折・外傷

転倒、打撲、スポーツなどによる肋骨の損傷が原因となることがあります。 骨粗しょう症がある場合には、明らかな強い外傷がなくても骨折することがあります。

帯状疱疹

水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化すると、 肋間神経に沿ってピリピリ・焼けるような痛みが現れ、その後に赤みや水疱が出ることがあります。

腫瘍などによる神経圧迫

脊椎や胸郭周辺の病変などによって、神経が刺激・圧迫されて痛みが生じる場合があります。

姿勢・身体の動きなど

姿勢や筋肉の緊張などが痛みを悪化させることがあります。 ただし、それだけで原因を決めつけないことが重要です。

原因が明確でない場合

検査をしても明らかな原因を特定できず、肋間神経痛として痛みの治療を行う場合もあります。

肋間神経痛と思っていても注意したい胸の痛み

肋間神経痛では比較的「ここが痛い」と場所を示しやすく、 肋骨に沿った鋭い痛みが特徴になります。

一方、胸痛には心筋梗塞、大動脈解離、肺塞栓症、気胸など、 緊急性の高い病気によるものもあります。

次のような胸痛では、自己判断で肋間神経痛と決めず早急に医療機関へ

  • 胸を締め付けられる、押しつぶされるような強い痛み・圧迫感がある
  • 突然、胸から背中へ裂けるような激しい痛みが起きた
  • 胸痛とともに息苦しさ、冷や汗、吐き気、めまい、失神などがある
  • 突然の胸痛と強い呼吸困難がある
  • 転倒や強い打撲のあとに胸痛や息苦しさがある
  • 片側の胸・背中の痛みに続いて赤い発疹や水疱が現れた

特に強い胸痛や呼吸困難、意識の異常などがある場合には、 通常の外来受診を待たず救急要請を検討してください。

肋間神経痛の治療では何をする?

肋間神経痛では「肋間神経痛という症状」だけを治療するのではなく、 痛みを起こしている原因に応じて治療を選択することが基本です。

1
まず原因を確認する

痛み方や部位、発疹の有無、外傷歴などを確認し、 必要に応じて画像検査などで胸椎・肋骨などの状態を調べます。

2
鎮痛薬を使用する

炎症や外傷に伴う痛みなどでは、 ロキソプロフェンなどのNSAIDsやその他の鎮痛薬が使用されることがあります。

3
神経障害性疼痛の薬を検討する

神経そのものの障害による痛みでは、 プレガバリンなど神経障害性疼痛に使用される薬が検討されることがあります。

4
原因となる病気を治療する

帯状疱疹が原因の場合には抗ウイルス薬による治療が基本です。 骨折・胸椎疾患などでは、それぞれの原因に応じた治療を行います。

5
神経ブロックなどを検討する

痛みが強い場合や薬物治療だけでは十分でない場合には、 ペインクリニックなどで肋間神経ブロック等を検討することがあります。

6
漢方薬を症状・体質から検討する

神経痛や側胸部痛の効能を持つ漢方薬や、 冷え・痛み方・ストレスなどを目標として使用される漢方薬があります。

「肋間神経痛に使われる薬」=すべてが肋間神経痛の適応薬ではありません

正式な効能・効果と、実際の治療で使われることを分けて考えます

肋間神経痛に対して使用される薬の中には、 添付文書に「神経痛」と記載されている薬もあれば、 「肋間神経痛」という名前そのものは記載されていない薬もあります。

例えば、市販のロキソプロフェン製剤には「神経痛の鎮痛」が正式な効能・効果に含まれる製品があります。

プレガバリンは医療用医薬品で、 正式な効能・効果は「神経障害性疼痛」です。 「肋間神経痛」という病名そのものが個別に効能として記載されているわけではありません。

漢方薬では、柴胡疎肝湯に「側胸部痛」「神経痛」、 疎経活血湯・桂枝加朮附湯に「神経痛」が正式な効能として含まれる製品があります。

さらに柴胡疎肝湯については、小太郎漢方製薬の処方解説でも 肋間神経痛への応用が紹介されています。

肋間神経痛に使われる主な薬・治療を一覧で確認

薬・治療 肋間神経痛での位置づけ 正式な効能・位置づけ
ロキソプロフェンなど
市販の解熱鎮痛薬
痛みを一時的に和らげる目的で使用されます。 炎症・外傷などが関係する痛みに使用されることがあります。 「神経痛」の鎮痛あり
プレガバリンなど
医療用医薬品
神経障害性の痛みと判断された場合に医療機関で使用されることがあります。 「神経障害性疼痛」
抗ウイルス薬 帯状疱疹が原因の場合に、原因となるウイルスに対して使用します。 原因治療
肋間神経ブロック 薬物治療で十分でない強い痛みなどで、ペインクリニック等で検討される処置です。 医療処置
柴胡疎肝湯 胸・脇が張るように痛む、ストレスなどで痛みが強くなるような状態に。 メーカー処方解説でも肋間神経痛への応用が紹介されています。 側胸部痛・神経痛あり
疎経活血湯 慢性的な痛み、しびれを伴う、冷え・湿気・夜間などに痛みが悪化するような状態に検討されます。 「神経痛」あり
桂枝加朮附湯 体力が比較的低下し、冷えやこわばりがあり、寒さで痛みが強くなるような状態に検討されます。 「神経痛」あり
ロキソプロフェンなど

市販の鎮痛薬。神経痛の鎮痛が正式効能に含まれる製品があります。

神経痛の効能あり
プレガバリンなど

医療機関で神経障害性疼痛に使用される薬です。

神経障害性疼痛
柴胡疎肝湯

側胸部痛・神経痛の正式効能があり、メーカー資料では肋間神経痛への応用も紹介されています。

側胸部痛・神経痛あり
疎経活血湯

慢性的な痛みやしびれ、冷えなどを伴う神経痛に。

神経痛の効能あり
桂枝加朮附湯

冷え・こわばりを伴う神経痛に。

神経痛の効能あり

市販で購入できる鎮痛薬

ロキソプロフェンなどの市販鎮痛薬

ロキソプロフェンを配合した一般用医薬品には、 正式な効能・効果として「神経痛の鎮痛」が含まれる製品があります。

急な痛みに対して一時的に使用できる選択肢ですが、 胸が痛いというだけで「肋間神経痛だから鎮痛薬で様子を見よう」と判断することはおすすめできません。

特に初めての胸痛、強い痛み、呼吸困難などを伴う場合には、 鎮痛薬を使用して様子を見る前に医療機関への相談を優先してください。

オンライン購入可能

ロキソプロフェン錠「クニヒロ」

第1類医薬品・解熱鎮痛薬

ロキソプロフェンナトリウム水和物を配合した内服鎮痛薬です。 効能・効果には頭痛、腰痛、関節痛などとともに神経痛の鎮痛が含まれています。

第1類医薬品のため、購入時には薬剤師による使用可否の確認と情報提供が必要です。 胸痛の原因が分からない場合には、薬の使用だけで対応せず医療機関へ相談してください。

商品情報・購入ページを見る

医療機関で使用される神経障害性疼痛治療薬

プレガバリンなどの神経痛の薬

肋間神経の障害による痛みが 「神経障害性疼痛」と判断された場合には、 通常の解熱鎮痛薬とは異なる薬が使用されることがあります。

代表例の一つがプレガバリンです。 プレガバリンの正式な効能・効果は「神経障害性疼痛」であり、 神経が傷ついたり障害されたりすることで生じる痛みに使用されます。

ただし「肋間神経痛」という名称そのものがプレガバリンの個別の適応として記載されているわけではありません。 痛みの原因や性質を医師が確認したうえで使用を判断します。

プレガバリンなどは処方箋医薬品です。 市販薬として通販・オンラインで購入する薬ではありません。 めまい・眠気などが生じることもあるため、医師の指示に従って使用します。

帯状疱疹による肋間神経痛には早めの治療が重要

胸や背中の片側に、ピリピリ・ヒリヒリ・焼けるような痛みが現れ、 その後に赤みや小さな水疱が帯状に出てきた場合には、 帯状疱疹の可能性があります。

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活動することで起こります。 胸部に発症すると肋間神経に沿って痛むため、 初期には「肋間神経痛だと思っていた」ということがあります。

帯状疱疹では漢方薬だけで様子を見ないでください

帯状疱疹では抗ヘルペスウイルス薬による治療が基本です。 治療開始が遅れると、皮膚症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」が問題になることがあります。

片側の胸・背中の痛みに発疹や水疱が出た場合、 あるいは皮膚症状がなくても帯状疱疹が疑われる強い痛みがある場合には、 早めに皮膚科などへ相談してください。

肋間神経ブロックとは?

鎮痛薬や神経障害性疼痛治療薬だけでは十分に痛みを抑えられない場合などには、 ペインクリニックで肋間神経ブロックが検討されることがあります。

肋間神経の周囲へ局所麻酔薬などを投与し、 痛みの伝達を一時的に抑える治療です。

すべての肋間神経痛に必要な治療ではありません。 原因、痛みの強さ、持続期間などを確認して、医師が適否を判断します。

肋間神経痛に使われる漢方薬

漢方では「肋間神経痛」という病名だけから処方を選ぶのではなく、 どのような痛みか、冷えがあるか、ストレスで悪化するか、慢性化しているかなどを確認して処方を考えます。

ただし、すべてが単なる「応用」ではありません。 一般用医薬品として側胸部痛・神経痛、または神経痛そのものが正式な効能・効果に含まれている漢方薬もあります。

側胸部痛・神経痛の正式効能がある柴胡疎肝湯

柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)は、 胸や脇、腹部が張るように痛む状態に用いられる漢方処方です。

カミツレ薬局で販売している柴胡疎肝湯エキス細粒G「コタロー」の正式な効能・効果は、

体力中等度で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに頭痛や肩背がこわばるものの 「腹痛、側胸部痛、神経痛」

となっており、肋間神経痛でみられる部位・症状と関連性の高い効能を持つ漢方薬です。

さらに小太郎漢方製薬の処方解説では、 柴胡疎肝湯について肋間神経痛にも応用されることが明記されています。

漢方では、精神的なストレスなどによって胸や脇が張るように痛み、 イライラ、憂うつ、ため息、肩や背中のこわばりなどを伴う状態を目標として用います。

柴胡疎肝湯を考えやすい症状のイメージ

胸や脇が張る・重苦しい感じがあり、 ストレスや緊張によって痛みが強くなる、 肩・背中のこわばりなども伴う場合に検討されます。

慢性的な神経痛に疎経活血湯

疎経活血湯(そけいかっけつとう)は、 正式な効能・効果に「腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛」が含まれる漢方薬です。

痛みが長引いている、しびれを伴う、 夜間や冷え・湿気などで痛みが悪化するといった状態に用いられることがあります。

「肋間神経痛」という名称が正式な効能に書かれているわけではありませんが、 神経痛を正式な効能として持つため、 肋間部の痛みでも症状・体質を確認して検討できる処方の一つです。

疎経活血湯を考えやすい症状のイメージ

慢性的に痛みが続く、しびれを伴う、 冷えると悪化する、夜間に痛みが目立つなどの場合に検討されます。

冷えを伴う神経痛に桂枝加朮附湯

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)は、 体力が比較的低下し、汗をかきやすく、手足が冷えてこわばる方に用いられる漢方薬です。

一般用製剤の正式な効能・効果には 「関節痛、神経痛」が含まれています。

加工附子(ぶし)を配合し、 特に冷えがあり、寒い時期・冷房などで痛みが強くなる、 身体がこわばるといった状態で検討されます。

桂枝加朮附湯を考えやすい症状のイメージ

冷えると痛む、寒い時期に悪化する、 体力がやや低下している、こわばりを伴う神経痛などに検討されます。

胸痛・胸背部痛という症状から検討されることがある漢方薬

肋間神経痛そのものの正式な効能ではありませんが、 胸や背中の痛みを含む状態に正式な効能を持つ漢方処方もあります。

柴陥湯

さいかんとう

強いせきや痰があり、脇腹からみぞおち付近の苦しさや胸痛などを伴う場合に用いられる処方です。

正式な効能には「せき、胸痛、気管支炎」などがありますが、 肋間神経痛そのものの効能ではありません。 呼吸器症状を伴う胸痛では、まず原因の確認が重要です。

当帰湯

とうきとう

背中に冷感があり、腹部膨満感や腹痛、胸背部痛を伴うような方の胸痛などに用いられます。

正式な効能には「胸痛、腹痛、胃炎」があります。 肋間神経痛そのものが正式な効能という意味ではありません。

柴胡桂枝湯・大柴胡湯は今回、中心処方から外しました

旧ページでは柴胡桂枝湯や大柴胡湯も「肋間神経痛に使用される代表的な漢方薬」として掲載していました。

しかし、現在の一般用柴胡桂枝湯の正式な効能は、 主に腹痛を伴う胃腸炎や感冒・風邪後期の症状であり、 神経痛・側胸部痛は記載されていません。

今回のページでは、現在確認できる効能・メーカー資料との関連性を重視し、 柴胡疎肝湯・疎経活血湯・桂枝加朮附湯を中心に再整理しています。

カミツレ薬局で購入できる肋間神経痛に関連する漢方薬

カミツレ薬局では、 神経痛・側胸部痛の効能を持つ一般用漢方薬をオンラインで取り扱っています。

オンライン購入可能

柴胡疎肝湯エキス細粒G「コタロー」

さいこそかんとう

一般用医薬品

胸・脇が張るように痛み、胸腹部の重苦しさや肩・背中のこわばりなどを伴う方に。 正式な効能・効果に側胸部痛・神経痛が含まれます。

商品情報・購入ページを見る
オンライン購入可能

疎経活血湯エキス細粒G「コタロー」

そけいかっけつとう

第2類医薬品

長引く痛み、しびれなどを伴い、 夜間や冷え・湿気などで痛みが悪化する方に。 正式な効能・効果に神経痛が含まれます。

商品情報・購入ページを見る
オンライン購入可能

桂枝加朮附湯(サンワロンK顆粒)

けいしかじゅつぶとう

第2類医薬品

体力が比較的低下し、冷えや手足のこわばりがあり、 寒さなどで痛みが悪化する方に。 正式な効能・効果に神経痛が含まれます。

商品情報・購入ページを見る

肋間神経痛の薬・漢方薬は通販で購入できる?

薬の種類によって購入方法が異なります。

市販の鎮痛薬

ロキソプロフェンなど一般用医薬品として販売されている解熱鎮痛薬には、 神経痛の鎮痛を効能とする製品があり、 通販・オンラインで購入できるものがあります。

第1類医薬品の場合には、購入時に薬剤師による使用可否の確認と情報提供が必要です。

一般用漢方薬

柴胡疎肝湯、疎経活血湯、桂枝加朮附湯など、 カミツレ薬局で取り扱う一般用漢方薬は通販・オンラインで購入できます。

ただし、胸痛の原因が確認されていない場合や、 受診が必要と考えられる症状がある場合には、 薬の販売より医療機関への相談を優先することがあります。

プレガバリンなどの医療用医薬品

プレガバリンなど神経障害性疼痛に使用する処方箋医薬品は、 医療機関で診察を受け、医師の処方により使用します。

カミツレ薬局公式オンラインショップから一般用医薬品として通販することはできません。

神経ブロック

肋間神経ブロックは薬局で購入する薬ではなく、 ペインクリニックなどの医療機関で行う治療です。

肋間神経痛は何科を受診する?

痛みの原因によって適した診療科が異なります。

整形外科

身体を動かしたときに痛む、胸椎や肋骨の病気・外傷が疑われる場合など。

内科・循環器内科など

胸痛の原因が分からない場合や、心臓・肺などの病気を除外する必要がある場合。

皮膚科

片側の胸や背中の痛みに、赤み・水疱など帯状疱疹を疑う皮膚症状がある場合。

ペインクリニック

神経痛が長く続いている、痛みが強い、神経ブロックなど専門的な疼痛治療を検討する場合。

肋間神経痛の薬・漢方薬についてよくある質問

肋骨のあたりが痛ければ肋間神経痛ですか?

必ずしもそうではありません。 肋間神経痛は肋骨に沿って鋭い痛みが生じることがありますが、 胸・脇腹の痛みは筋肉や肋骨の病気、帯状疱疹、心臓・肺などさまざまな原因で起こります。 特に初めての強い胸痛では自己判断せず、医療機関へ相談してください。

肋間神経痛に使える市販薬はありますか?

ロキソプロフェンなど、市販の解熱鎮痛薬には「神経痛の鎮痛」が効能・効果に含まれる製品があります。 ただし、原因不明の胸痛を市販薬だけで長く対応することはおすすめできません。

肋間神経痛に漢方薬は使えますか?

神経痛・側胸部痛を正式な効能・効果として持つ漢方薬があります。 例えば柴胡疎肝湯には「側胸部痛・神経痛」、 疎経活血湯・桂枝加朮附湯には「神経痛」が含まれる一般用製剤があります。 実際の選択は痛み方や冷え、体質などによって異なります。

柴胡疎肝湯は肋間神経痛に使われますか?

柴胡疎肝湯エキス細粒G「コタロー」には、 正式な効能・効果として「側胸部痛・神経痛」が記載されています。 また、小太郎漢方製薬の処方解説では肋間神経痛への応用も紹介されています。 胸や脇が張るように痛み、ストレスなどで症状が強くなる場合などに検討されます。

疎経活血湯と柴胡疎肝湯はどう違いますか?

柴胡疎肝湯は、胸・脇の張るような痛みや重苦しさ、 ストレスなどとの関連が目立つ場合に検討されます。 疎経活血湯は、痛みが慢性化し、しびれを伴う、 冷え・湿気・夜間などで悪化するといった状態で検討されます。

帯状疱疹でも肋間神経痛のような痛みが出ますか?

あります。 帯状疱疹が胸部に起こると、発疹が出る前から肋間神経に沿った痛みが現れることがあります。 その後、身体の片側に赤みや水疱が出た場合には早めに医療機関へ相談してください。 帯状疱疹では抗ウイルス薬による治療が基本です。

プレガバリンは肋間神経痛の薬ですか?

プレガバリンは「神経障害性疼痛」を正式な効能・効果とする医療用医薬品です。 肋間神経痛の原因や痛みの性質から神経障害性疼痛と判断された場合に、 医師が使用を検討することがあります。 「肋間神経痛」という病名そのものが個別の効能として記載されている薬ではありません。

肋間神経痛は自然に治ることがありますか?

一時的な神経刺激などで自然に軽快することもありますが、 帯状疱疹、骨折、胸椎の病気など原因によって治療が必要です。 痛みが続く、繰り返す、強くなる場合には原因を確認するため医療機関へ相談してください。

肋間神経痛の薬・漢方薬について迷ったら

「柴胡疎肝湯と疎経活血湯のどちらが近い?」
「冷えると痛む場合はどの漢方?」
「市販の鎮痛薬と一緒に使える?」
「この痛みで漢方を使ってよい?」 など、購入前にカミツレ薬局へご相談いただけます。

痛む場所、痛み方、いつから続いているか、 発疹の有無、持病、現在使用している薬などをお知らせいただくと確認しやすくなります。

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参考文献・情報源
  • 社会福祉法人 恩賜財団 済生会「肋間神経痛」
  • 社会福祉法人 恩賜財団 済生会「胸痛」
  • 日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第3版」
  • 日本ペインクリニック学会「ペインクリニック治療指針 改訂第7版」
  • 日本皮膚科学会「帯状疱疹診療ガイドライン2025」
  • 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「リリカ 添付文書」
  • 第一三共ヘルスケア「ロキソニンS 製品情報」
  • 小太郎漢方製薬「柴胡疎肝湯 処方解説」
  • 厚生労働省「一般用漢方製剤承認基準」
  • 三和生薬「桂枝加朮附湯(サンワロンK)製品情報」
  • カミツレ薬局公式オンラインショップ 柴胡疎肝湯・疎経活血湯・桂枝加朮附湯・ロキソプロフェン各商品情報

本ページは、医療機関・学会の公開情報、医薬品添付文書、PMDA公開情報、 厚生労働省、製薬会社の資料等をもとに、 カミツレ薬局の薬剤師が一般の方向けに整理したものです。

「肋間神経痛に使用されること」と 「その医薬品に肋間神経痛・神経痛・側胸部痛が承認された効能・効果として記載されていること」は同じとは限りません。 本ページでは正式な効能・効果と、症状・体質からの応用を区別して掲載しています。

また、胸痛には緊急性の高い病気が含まれる場合があります。 診断がついていない胸痛や強い痛みについては、医薬品・漢方薬の購入より医療機関への相談を優先してください。

情報確認日:2026年10月6日